ドイツ、総選挙後の連立交渉スタート 先行き不透明で長期化も - BBCニュース
www.bbc.com ドイツ、総選挙後の連立交渉スタート 先行き不透明で長期化も - BBCニュース 2-3 minutes 2021年9月28日 11:54 画像提供, Reuters 画像説明, 総選挙は終わったが、新政府の樹立までは長い道のりとなりうる ドイツの総選挙では投票日翌日の27日、中道左派の 社会民主党(SPD)が勝利を宣言した 。だが、次の首相が誰になるのか、まだはっきりしない状況となっている。 ここからは、連立政権の樹立に向けた複雑な交渉が始まる。 SPDを率いるオラフ・ショルツ氏は、緑の党やリベラルな政党との協力関係を望んでいる。しかし同氏のライバルで、保守派のキリスト教民主同盟(CDU)党首アルミン・ラシェット氏は、簡単にはそれを認めないだろう。 交渉は何カ月にも及ぶ可能性がある。連立政権がまとまるまでは、アンゲラ・メルケル首相がその職にとどまる。 総選挙の結果 投票は26日にあった。在任16年に及んだメルケル首相の後任選びにつながる、大事な選挙だった。 かなり僅差の争いとなった。最終的に、連邦議会で過半数を握る政党は出なかった。 そのため、連立政権が組まれることとなった。これはドイツでは珍しいことではない。第2次世界大戦後、どの政党も単独政権に十分な議席を獲得できていない。 SPDは勝利を宣言したものの、ショルツ氏が新首相を目指すのなら、他党との協力が不可欠だ。 メルケル首相が長年率いた保守派のCDUは、ラシェット党首を首相候補に掲げて選挙に臨んだが、これまでで最悪の結果となった。 SPDとCDUは長年、大連立を組んで政権を運営してきた。だがSPDのショルツ氏は、今後は緑の党や、リベラル派の自由民主党(FDP)と組みたいと表明している。 画像提供, Getty Images 画像説明, メルケル首相(左)は後継者としてラシェット氏(右)を推した。しかし2人が所属するキリスト教民主同盟(CDU)は、これまでの総選挙で最低の得票率だった 保守派CDUも黙ってはいない。ラシェット氏は、やはり緑の党やリベラル勢力と組み、自分が中心となって連立政権を作るつもりだと、決意をあらわにしている。ただしラシェット党首は今年、大いに評判を落としている。特に 7月に洪水の被災地を訪問した際 、笑っている様子をテレビカメラに撮...